競技の種類について

エアライフル、スモールボアライフルともに三種類の射撃姿勢があり、立射(立った状態)、膝射(膝立ちの状態)、伏射（伏せた状態）があります。基本的にはある射撃姿勢を用いて制限時間以内に決められた数の弾を撃ち込みその点数を競います。

現在名大ライフル射撃部ではエアライフルを用いて10m先の標的を立射姿勢で撃つ種目がメインですが、他の姿勢で大会に出場する人もいます。また、エアライフルをまだ所持していない人は、弾の代わりに光線を用いたビームライフルで大会に出場しています。

エアライフル（AR）

空気の力を用いて鉛弾を発射する銃をエアライフル（AR）と言います。学生競技のメインとなる銃です。エラライフルでは200気圧の圧縮空気を使って弾を発射します。この銃を持つためには、各都道府県公安委員会から空気銃所持許可を受ける必要があります。

スモールボアライフル

火薬の燃焼ガスの力で鉛弾を発射する銃をスモールボアライフル(SBR、またはSB)と言います。仕組みはいわゆる普通の銃と全く同じです。この銃よりも大口径のラージボアライフル(LBR)を用いる競技も有りますが、日本の学生競技ではまず見ません。この競技を始めたい人も、まずはエアライフルから始めることになります。

ビームライフル（BR）

ビームライフルでは、鉛弾を発射する代わりに可視光線を照射します。エアライフルやスモールボアライフルと違い、公安委員会からの所持許可が必要ありませんので、どなたでも撃つことができます。

名大射撃部ではビームライフルの体験も行っていますので、ご興味のある方はご連絡ください。

使用する的

使用する的は紙製、または電子標的で、中心に行くほど点数が高くなっており最高得点は10.9点です。エアライフルの場合、10点を取る場合には10m先にある直径0.5mmの的を狙わなければなりません。